【観光業界リーダー年頭所感】一般財団法人関西観光本部 理事長 松本正義 氏
新年おめでとうございます。今年は、復活と再生の「巳年」、新しいものが生まれ成長していく年と言われております。
このような年を迎え、4月13日にはいよいよ「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・関西万博が開幕し、10月13日までの184日間、160の国・地域などが大阪・夢洲に集います。創意工夫を凝らしたパビリオンやイベントの準備が各方面のご協力を得て着実に進められており、国内・海外からのお客様を魅了する博覧会になると期待を膨らませております。
関西では、これに合わせたインフラ整備も多数進められております。大阪メトロの夢洲駅もまもなく開業いたしますし、春には海外からのゲートウェイとなる関西国際空港のターミナルビル改修のグランドオープンが予定されています。また、神戸空港も国際チャーター便の就航に向けて新ターミナルの整備が進められています。都市部においても、うめきた2期のグラングリーン大阪がオープンし、海外からのお客様をお迎えするホテルなども相次いで開業しています。正に今年は、万博に向けての関係者のご努力が実を結ぶ年となります。
同時に、万博の成功には、引き続き、国内・海外での機運醸成が重要です。私も全国を訪れ万博のPRにまい進してまいりました。また、昨年11月には、北京を訪れ、何立峰副首相にお会いし万博への協力をお願いいたしました。副首相からは万博に代表団を送るなど全面的に協力する考えが示されました。全国の観光・交通関係者の皆様には、引き続き万博の機運醸成についてのご協力をお願い申しあげます。
万博は、予定来場者数2820万人、うち海外から350万人が想定されています。関西では、14府県市と30の民間企業等が参画する「EXPO2025関西観光推進協議会」を一昨年設立し、「万博+関西観光」を旗印に、関西一円の観光地の魅力を発信するとともに、多数の旅行商品を造成し、万博にお越しになった方を広く関西に誘う取り組みを精力的に進めております。
そして、この万博は、関西に限らず我が国の観光の飛躍のための好機でもあると考えています。皆様とともに、このナショナルイベントを最大限活用して、万博の成功と観光の促進に取り組んでまいりたいと考えております。
結びに、皆様方のますますのご健勝をお祈り申しあげますとともに、引き続いてのお力添えを賜りますようお願い申しあげます。
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