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【観光業界リーダー年頭所感】関西エアポート株式会社 代表取締役CEO 山谷佳之 氏

新年おめでとうございます。

関西エアポートグループは本年、関西国際空港、大阪国際空港の運営を開始して10年目、神戸空港の運営においては8年目を迎えます。

昨年、関西国際空港は開港30周年を迎えました。関西国際空港は、1994年、西日本最大のゲートウェイとして、世界初の完全人工島に開港しました。今日に至るまでの道のりは、決して順風満帆ではなく、様々な困難を乗り越えてきました。関西国際空港をお支えいただいているすべての皆さまに、この場をお借りして、改めて感謝申しあげます。

コロナ禍の長期化を受け、非常に厳しい状況が続いておりましたが、昨年の関西3空港の便数、旅客数はコロナ禍前とほぼ同等の水準にまで回復しました。また、リニューアルオープンした国際線免税店エリア内店舗の販売も好調で、コロナ禍からの完全復活を遂げることができました。私たち関西エアポートは今後も成長が続くと予測されている航空需要を確実に取り込み、関西3空港の再びの成長を力強く推し進めてまいる所存です。

さて、今春には、「関西国際空港ターミナル1リノベーション」がグランドオープンを迎えます。そして、いよいよ「大阪・関西万博」が開幕します。関西のゲートウェイ空港として、新たなターミナルビルで、世界中からのお客様をおもてなしできることをたいへん嬉しく思います。快適にお過ごしいただけるターミナルのグランドオープンまで、安全・安心を第一に、工事を着実に継続してまいります。

また、本年夏ダイヤより関西国際空港・神戸空港の発着枠が拡大します。関西3空港の受け入れ能力が大幅に向上し、より多くのお客様をお迎えできるため関西圏の経済活性化が期待されます。関西のゲートウェイとして関西経済の発展に貢献できるよう、必要な投資は引き続き実施してまいります。

関西エアポートグループは、今回の万博のテーマである「いのちかがやく未来社会のデザイン」が示す通り、未来社会において脱炭素化などの環境負荷低減は重要課題のひとつと考え、積極的に空港でできることに取り組んでおります。今年は、関西国際空港と大阪国際空港にて、新たな太陽光発電を開始しますが、水素燃料の活用や、SAF(Sustainable Aviation Fuel)の普及促進にも継続的に取り組んでまいります。

私ども関西エアポートグループは、安全・安心を最優先に、関係者の皆さま、空港をご利用いただくすべての皆さまのご期待に応えられるよう、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港を運営してまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。

年頭に際しまして、皆さまのますますのご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。

年頭所感

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