【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会 会長 吉村実 氏
新年あけましておめでとうございます。令和7年の新春を健やかに迎えるにあたり、ご購読者の観光関係の皆様には紙面をお借りして謹んで新年のごあいさつを申しあげます。また旧年中は当協会の事業にご理解とご協力を賜り心から感謝し、本年も引き続きご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
さて、昨年は政治の世界においては米国ではトランプ氏が4年ぶりに大統領に返り咲き、我が国では15年ぶりに与党が過半数割れとなり前途多難と予想される年明けを迎え凪から大荒れの船出にまったく先行きが不透明なスタートを切りました。そんな中で日本経済や観光関係にどの様な影響があるか未知数ですが旅行業協会の舵取りは慎重に進めていかなくてはと思います。まさにトンネルを出たり入ったりと目まぐるしい状況が予想される中、観光及び旅行業界ファーストの目線でポジティブな発想をもって環境の変化に対応できる一年を目指したいと思います。
また、昨年度は訪日外国人が過去最高となり引き続きオーバーツーリズムへの対応や観光労働力の不足なども含めて観光業界はもちろん国内経済のさらなる活性化のチャンスを逃がさず、旅行者や観光業に携わる人びとすべてが寄り添い交流し心地よく過ごすことのできるツーリストシップの実践の構築を引き続き目指しまい進いたします。
またSNSにより社会環境も大きく変わり、観光業界の集客や情報提供のSNSでの発信強化を行うことは必須ではないでしょうか。また、その先を想像すればAIによる観光地の人出を分析し過密を防ぐ環境に優しく効果的な「旅」の価値を最大化する可能性に期待したいものです。
また大阪においては今年最大の国の行事である万国博覧会開幕も間近に迫り観光業界のさらなる活性化促進のため会員の皆様の結束力、持久力、実行力を結集しこの大きな目標を達成し、相乗効果を呼び込むことができるよう、皆様のご理解とご協力をお願い致します。法定業務においては広くITを最大限利用して柔軟で確実な執行はもちろんのこと、特色ある地域資源を活用した魅力ある観光を創出し観光産業に寄与できるように心がけて、皆様ともども明るい、まさに観光の花開く光明の年になるようがんばりたいと思います。
結びにあたりまして、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申しあげ、年頭のごあいさつといたします。
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