【観光業界リーダー年頭所感】協同組合大阪府旅行業協会 理事長 前田栄次 氏
謹んで新年のお慶びを申しあげます。
平素は私ども協同組合大阪府旅行業協会に対しまして一方ならぬご理解ご協力を賜っておりますことに厚くお礼申しあげます。
昨年も我々にとりまして物価の上昇をはじめ、景気の好況感はまだまだ肌で感じるには程遠い状況でした。20年ぶりの新紙幣が発行されましたが、政府が実施する施策も中小企業にとっては今後さらなる不安を覚えてなりません。首相も変わり、経済面で期待したいところです。
また、元旦に発生した能登半島地震により甚大な被害を受けた方が多くおられ、今なお多方面にその傷あとを残しています。
そのような中、一方でパリ五輪が開催され、日本選手の活躍に感動しました。また、米大リーグでは大谷翔平選手が記録ずくめの成績を残し、昨年のノーベル平和賞には「被団協(日本原水爆被害者団体協議会)」が受賞されるなど日本にとって誇りに思えるニュースが映像、紙面を飾り話題の多い年でもありました。
私ども組合はコロナ禍の厳しい状況を乗り越えるため事務所の移転など経費の削減に取り組み、なんとか今に至ることができております。これまでに取り組んでまいりました京旅協、兵旅協との3組合による団体宿泊・昼食プランの共同販売事業の推進や組合運営を確固たるものにするため、大阪府中小企業団体をはじめ関係機関の協力を得てまいりたいと考えております。これからも新しい事業開拓など他府県の協同組合や事業団体との連携の輪をさらに広げ、またOATA連絡協議会とも連携し組合員、会員の相互の実利の向上に取り組んでまいります。
本年は巳年です。巳年には再生と復活という意味が含まれているそうです。能登半島の再生・復活、日本経済の再生・復活、もとよりOATAの活気があった年への再生・復活を願うばかりです。そのほかにも変容という意味があり、新しい協同組合大阪府旅行業協会を目指して頑張ってまいります。
終わりに、新しい年が皆様にとってより良い時代でありますよう祈念するとともに、引き続き当組合に対するご理解ご協力を賜りますようお願い申しあげ、年頭のあいさつとさせていただきます。
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