楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

【観光業界リーダー年頭所感】全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 青年部部長 塚島英太 氏

愛する宿泊観光産業に携わるすべての皆様へ、謹んで新春のお慶びを申しあげます。旧年中も全旅連青年部の活動に多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、会を代表し心より御礼を申しあげます。

令和7年という新しい年を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べさせていただき、新年のごあいさつと代えさせていただきます。

「温故知新」〜今こそ示せ!青年部の矜持を!〜“IMPOSSIBLE IS NOTHING” 第26代全旅連青年部長としてこのスローガンを掲げた日から、『青年部は出来ない理由を言わない!』『頼まれごとにはYESかハイか喜んで!』『誰かが成さねばならぬ事は率先して行う青年部!』『誰1人取り残さない青年部!』と全国に語り投げかけ、自身も常にそうありたいと願い、我武者羅に青年部活動を展開してまいりました!

今日という日を迎えることができましたのも、日ごろより青年部事業の推進に際し、全国の青年部員の皆様からの多大なるご寛容とご理解、ご協力の賜物であると痛感しております。

改めて、心より厚く御礼申しあげます。また、平素より我々、全旅連青年部を物心両面にわたってお支えいただいております協定商社の皆様をはじめ、協力企業・団体の皆様にも、日ごろのご厚情に心からの敬意と感謝御礼を申しあげます。

昨年は「観光再始動」の大号令のもと、多くの試練を乗り越え、再生の道を歩んできた1年でありました。「宿を核とした地方創生の実現」に向け、業界の構造改革はもとより地位向上に向けた取り組みとして、物価高対策や次世代人材育成、人手不足等の労務対策、流通課題や政治的課題など、まさに山積する課題の解決に全力で取り組んでまいりました。円安による訪日外国人観光客増加の後押しもあり、地方観光への注目が再び活性化し、宿泊観光産業が地域のみならず日本経済の復活に大きく貢献できましたことは、たいへんうれしく誇りに思っております。しかし、依然として変化の激しい時代の中で、さらなる成長と発展に向けた新たな挑戦も続けていかなくてはなりません。

本年は、変革を力強く推進できる風通しの良い組織づくりに取り組むとともに、持続可能な観光の実現と地域観光の更なる強化を推し進めてまいります。また、新たなAI・デジタルツールを駆使したサービスの向上や競争力の強化を図り、業界への多様なニーズに対しても、革新と連携を軸に柔軟に対応してまいります。

「持続可能で多様性に富んだ、地域と共生する観光の提供者」たる業界を目指し、社会的責任を大いに果たし地域社会と共に成長していく! そんな観光の中心で咲き誇る青年部として、責任世代の自覚と意識を高く持ち、変化を恐れず新しい価値を提供するための挑戦を続けてまいります!

令和7年の干支である「巳年」は一般に再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく年と言われ、とりわけ本年「乙巳(きのと・み)」は、成長と結実の時期、これまでの努力や準備が実を結ぶ年であると言われています。業界の悲願である「宿泊観光産業を日本の基幹産業に!!」この実現に全力を尽くしていく所存であります。

最後となりましたが、宿泊観光産業の益々のご発展をお祈りいたしますとともに、倍旧のご愛顧と変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

年頭所感

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
新幹線効果で賑わう・魅力充実北陸―福井編

2024年3月の北陸新幹線福井・敦賀延伸により新駅が開業した石川県加賀温泉郷や福井県あわら...

新幹線効果で賑わう・魅力充実北陸―石川編

2024年3月の北陸新幹線福井・敦賀延伸により新駅が開業した石川県加賀温泉郷や福井県あわら...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・愛媛編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。24年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ