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「温泉チャージ」でブランディング 和歌山県とじゃらん、高付加価値プラン造成

和歌山県は今年度、県内の「温泉」の認知度を全国的に向上させることを目的とした事業を展開している。リクルート・じゃらんに事業委託し、宿泊商品の造成・販売、プロモーションを核に、温泉地滞在の魅力を増強、周遊を促進。“温泉といえば和歌山”と全国的に知れ渡るブランディング強化を図る。

県内に点在する豊富な温泉地の魅力を個別ではなく戦略的にプロモーションすることで認知度向上につなげようというもの。今年は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎えたことを機に、県内の温泉商品を造成し予約サイトで販売、SNSなどを使いターゲットを定めた広告配信を一体的に行い、ブランディングを図る。温泉地での滞在の満足度向上も図り、滞在時間の延長、周遊を促進させることも企図。成果を分析・検証し、県内の事業者と共有、次年度以降の展開につなげていく。

宿泊商品のブランドコンセプトは「和歌山温泉チャージ」。“聖地リゾート”をうたう和歌山の自然や信仰文化、食を温泉とあわせて心身の活力をチャージしてもらうこと、和歌山の本質的価値に触れ、新たな自分を発見する旅という思いを込め、県内温泉宿泊施設での高付加価値プランを造成・販売する。

プランの造成は、セミナーに温泉や食などに関する専門家らをアドバイザーに招き、温泉を生かした和歌山ならではのコンテンツへの理解を深耕。和歌山の食やストーリーにこだわったプランや、湯めぐりや体験チケットを付けて周遊を促すプランなど高付加価値プランを造成する―という流れ。11月15日にはじゃらんnetに特設サイトを開設、プランの販売を始める。

期間中は、プランの利用でアンケートに回答した宿泊者限定で景品が当たるキャンペーンも25年2月中旬まで実施予定。12月にはインフルエンサーによる配信やSNSを利用した広告も展開し、広く情報を発信していく。

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