各県の特産品求めて駅前第1ビルめぐる 14県大阪事務所が5日まで共同イベント
大阪市北区の大阪駅前第1ビルに事務所を構える14県の大阪事務所は共同で「ふるさとの観光と名産品まつり」を12月4―5日に開いている。各県の特産品を求めて大阪随一のオフィスビルを探訪しよう。
同まつりは毎年開いており、今年で17回目。青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、茨城、群馬、長野、新潟、広島、佐賀、鹿児島、宮崎の各県事務所が参加し、事務所内で特産品の販売や観光案内を行っている。
長野県では御嶽山噴火の風評被害払しょくに取り組む木曽地方の特産品を扱う特別コーナーを設置。県大阪事務所の松澤繁明所長は南木曽町の伝統的防寒着「ねこ」を羽織り、「木曽も地震の影響が懸念される白馬も被害は限定的で観光に問題はありません」と話し、「この機会にぜひ県産品に触れてください」とアピールしていた。
各県の一押し商品を聞いて回ると、新潟県の西沢徹哉所長代理は「餅がお安く手に入ります。米どころ新潟のうまさを味わって」とPR。鹿児島県の宮下功大さんは「新特産品の1つ、茶節がおすすめです。かつお節とお茶のスープは鹿児島ならでは。安納芋もお安くしています」、佐賀県の徳島千裕さんは「泥つきレンコンと有機栽培のミカンは大阪ではなかなか手に入りません。貴重な一品ですよ」。
また、4、5日とも12時から同ビル地下2階に各県のご当地キャラが集結し、道行く人にイベントをPR。4日は新潟県「レルヒさん」をはじめ各ゆるキャラたちが勢ぞろいすると多くの人が足を止め、記念撮影に応じるなど賑わいを見せていた。
8県の事務所を訪ねると抽選で各県の特産品が当たるスタンプラリーも開催。初日の4日は、11時のまつりスタート時から各県事務所を行き来する人の姿が多く見られた。
時間は両日も11―17時。各県事務所は同ビルの8・9階に集まっている。