阪九フェリー「ひびき」就航 利便性高め女性客に人気
阪九フェリーは4月、福岡・新門司―大阪・泉大津航路に新造船「ひびき」を就航させた。今年1月から運航を開始した「いずみ」に続く第2船。
ひびきは、従来船に比べて大型化し、車両搭載能力は全体で約2割増やした。客室は個室需要に対応するため、スイートやデラックスを大幅に増やし、2段ベッドは従来のハシゴ式から階段式に変更。パブリックスペースには露天風呂などを導入した。
内装は、同型のいずみよりモダンな雰囲気を演出。客室内のコンセントの位置や大浴場の仕切りなど、乗船客の利便性や使い勝手を高める工夫を施した。同社では「女性社員の視点を盛り込んだ船になっており、乗船客の皆さまに優しい目線」としており、女性客の人気を集めているという。
ひびき就航前には地元の泉大津市民ら一般客700人を招待し、新造船の魅力をアピールした。
また、岸和田観光バスは6月6日から、JR和泉府中駅と泉大津駅を経由して泉大津港を結ぶ乗合バスの運行を始めた。バスには和泉、泉大津両市のゆるキャラ、阪九フェリーのロゴが描かれている。乗合バスの運行で、一般旅客もフェリーを利用しやすくなった。