"12の秘宝"アピールなどプロモーション強化 エアアジアXやタイ国政府観光庁
タイ国政府観光庁(TAT)大阪事務所が関西でのプロモーション活動に力を入れている。
9月26―27日にはエアアジアXの主催イベントに協力し、関西国際空港とともに兵庫県西宮市の西宮ガーデンズで「@Air Asiaタイ祭り」を開いた。
エアアジアXは関空―バンコク(ドンムアン国際空港)間に毎日1便を運航している。担当者によるとタイ発の搭乗率は好調で、関空発のテコ入れが目的。同社がこの種のイベントを開くのは初めてだという。
会場では、バンコクで接続しエアアジアXのフライトで行けるルーイ、ブリラム県にある地方都市のブースが設けられ、タイ舞踊パフォーマンスなども行われた。TATでは現在、日本ではあまり知られていない地方都市を「12の隠れた宝石」としてアピールしている。
タイのお土産がもらえるじゃんけん大会のほか、ブースをめぐってアンケートに答えるとバンコク往復航空券が当たるなど、多くの買い物客がイベントに参加した。
タイ王国大阪総領事館のドゥシット・メーナパン総領事は「日本では知られていない魅力的なまちがあります。ドンムアン空港で乗り換えてぜひ、宝石のようなまちを訪れてください」。
9月29日に大阪市内のホテルで行われたランチミーティングでは、8月から同事務所に着任したサラッワディー・アサーサパキット所長が2016年度プロモーション方針を説明した。
この10月から始まった新年度でTATでは、日本の地方から初訪問者を増やす施策のほか、ラグジュアリー層をねらった高品質な旅を提案しタイでの消費額増を目指すとした。微笑みの国をイメージさせる観光ブランドロゴを前面に打ち出す。回復基調だった日本人旅行市場に水を差した8月の爆発事件からのリカバリーを図る。