都道府県は北海道が12年連続、市区町村は京都市が3年ぶり1位 地域ブランド調査2020
ブランド総合研究所は10月14日、「地域ブランド調査2020」の結果を発表した。都道府県の魅力度ランキング1位は北海道で12連覇を達成。市区町村別では京都市が3年ぶり3度目の1位となった。
国内の1千市区町村と47都道府県を対象に認知度や魅力度、イメージなどを調査するもので、2006年に始まり、今回で15回目。今年は6月24日―7月20日にインターネットで実施し、全国の20―70代の消費者約3万2千人が回答、これを数値化し、ランキングを算出した。
都道府県の魅力度ランキング1位の北海道の魅力度は60・8で、2位の京都府の49・9に大差をつけた。以下、沖縄県、東京都、神奈川県、大阪府、奈良県、長野県、福岡県、石川県と続く。トップ10の顔ぶれは前年と変わりはないが、沖縄県と東京都の順位が入れ替わった。
市区町村別では、1位の京都市は魅力度51・9。僅差で函館市、札幌市が続き、5位の小樽市、9位の富良野市とあわせて北海道から4市がトップ10入りと、北海道の実力を見せつけた。4位は横浜市、6位は神戸市、7位は鎌倉市、8位は金沢市、10位は仙台市。港町や古都の魅力が高い。こちらも若干の順位の変動はあったもののトップ10の顔ぶれに変わりはなかった。
同社によると、魅力度は全体的に16年度以降上昇傾向で、市区町村では若年層の魅力度が大幅に上昇していることが要因だという。
その反面、東京都は魅力度の順位が下落。全体的な点数も低下し、低下幅は47都道府県で最大だった。観光意欲度の低下も顕著で、こちらも47都道府県で最も点数が低下するなど、低調さが目立ってきた。
一方で、前年から最も魅力度を挙げたのは、都道府県別では8位の長野県。石川健、沖縄県、茨城県の上昇も目立つ。市区町村別では糸満市、稚内市、柳川市の順。
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