箱根が15連覇、上位は安定の人気 じゃらんリサーチセンター「人気温泉地ランキング」
リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、毎年恒例の「人気温泉地ランキング」の2021年版の投票結果を発表した。旅行者が「もう一度行ってみたい」と感じる人気温泉地は箱根(神奈川)が調査開始以来15連覇を達成。トップ5の顔ぶれは3年連続で変化がなく、各温泉地とも安定した人気を誇っている。
1位箱根に続き、2位草津(群馬)、3位登別(北海道)、4位道後(愛媛)、5位別府(大分)。6位に黒川(熊本)が前年8位から順位を上げ、7位有馬(兵庫)、8位由布院(大分)、9位熱海(静岡)、10位に下呂(岐阜)、城崎(兵庫)が続く。30位まででは、21位奥入瀬渓流温泉・十和田湖畔(青森)の上昇が目立つ。
また、世代別に見ると20代から40代までは箱根、50、60代は草津がトップを分け合った。
一度は行ってみたい「全国あこがれ温泉地ランキング」は乳頭(秋田)が2年連続で1位。2位草津、3位由布院、4位に道後と続くが、5位には銀山(山形)が前年11位から大きく順位を上げた。
満足度ランキングは総合温泉地部門で高湯(福島)が満足者の割合96・2%で3年ぶりにトップを奪取。2位は別府、3位は奥飛騨(岐阜)が入った。訪問者100人未満の秘湯部門は1位長湯(大分)、2位野沢(長野)、3位秋田八幡平(秋田)がランクインした。
同センターでは、アンケートで「重視して選ぶ温泉シーン・タイプ」についても調査。「露天風呂のある温泉」が1位だったが、今後重視して選びたい温泉シーンとしては「星空がみえる温泉」「客室露天風呂がある温泉」の増加幅が大きかった。
調査は宿泊予約サイト「じゃらんnet」の利用者を対象に8―9月に行い、全国327温泉地から選択。回答数は1万3342人。
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