楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

8割経験、7割が意欲的―ニーズの高い「ひとり旅」 トラベルズーが調査

旅行ネットメディア「トラベルズー」を運営するトラベルズー・ジャパンは、国内のサイト会員を対象に、「ひとり旅」に関する意識調査を実施した。8割が経験があり、7割超が今後出かける意向を示すなど、近年注目を集めている通り、意欲の高さをうかがわせる結果に。三密回避で「ソロ活」人気はさらに進展するか―。

「ひとり旅」の経験割合は79・3%。年代別では29歳までの87・0%を筆頭に、50代と60代を除く世代で8割以上が経験している。最少は50代の74・3%。やはり若年層ほどニーズが高いといえそうだ。

ご近所旅行

ひとりでふらりと気ままに

きっかけのトップは単純に「1人の旅行が好きだから」の45・0%。「気楽だから」が続き、「仕方なく」ではなく自分からひとり旅に出かけている割合が高い。

目的は「寺社仏閣・世界遺産巡り」「温泉」「グルメ」の順で、「1人の時間を確保するため」が続く。高年齢層は「寺社仏閣・世界遺産巡り」、29歳までと50代は「温泉」、30代では「グルメ」が1位と年代差がみえる。

宿泊施設の種別は、「シティホテル・ビジネスホテル」が80・5%と圧倒的なトップ。やはり1人で気軽に泊まりやすいからだろう。「旅館」は31・6%で3位に。1人1室のハードルはやはり高いか。

今後の「ひとり旅」意向は、「そう思う」57・2%とほぼ6割が意向を示した。「ややそう思う」を加えると、74・8%が意欲的と、ニーズの高さがうかがえる。年代別は29歳までが最も積極的で、年代を追うごとに下がっていく。

意欲的ではない理由は「話し相手がいないのはつまらない」が72・3%でトップ。「楽しみ方が分からない」が続き、「魅力的なプランがない」も上位に。このあたりがさらなる需要創出への課題といえそうだ。

今後は何を目的に「ひとり旅」をしたいかは、「温泉」「寺社仏閣・世界遺産巡り」「グルメ」の順。行きたいエリアは海外、北海道、沖縄県。

調査は2月19―23日、会員を対象にインターネットで実施。有効回答数は1639。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ