「葉っぱ」でメッセージおくる 幸南食糧が子ども体験イベント/大阪
おくさま印のお米で知られる幸南食糧(大阪府松原市、川西孝彦社長)はこのほど、大阪市北区のこども本の森 中之島で「はっぱのおてがみ」イベントを開催した。コロナ禍で友人や親しい人に会えない子どもたちに手紙でコミュニケーションを図ってもらおうと企画した。約150人の親子が参加した。
はっぱのおてがみは、多羅葉(タラヨウ)の木の葉で作成。葉の裏面に傷をつけると黒く変色し字が書けることから、ハガキ(葉書)のルーツとも言われている。葉っぱに手紙を書くのは、参加した子どもたちもほとんど全員が初体験だった。
誰にどんなメッセージを書いてみようかと悩みながら、割り箸を使って約20センチの葉っぱの裏面に文字を熱心に書いていた。子どもたちは「葉っぱにも字を書くのは初めてだったので楽しかった」「お手紙が届くのが楽しみ」、保護者からは「葉にこれだけしっかりと文字が書けると思っていませんでした。子どもたちも楽しんで手紙を書くいい機会になりました」と話していた。
イベントは、少人数ずつ入れ替えで殺菌・消毒・換気を行いながら実施。メッセージを書いた葉っぱは袋に入れて保護者が宛先を記入し、こども本の森 中之島が用意した特製のカニのポストに投函した。
幸南食糧では「今後も子どもたちの穏やかな未来を微力ながら応援する活動を続けたい」としている。
なお同社の地域活性化研究所はこのほど、なにわの伝統野菜「難波ねぎ」を使った商品開発と取り組みが評価され「大阪市農業サポーター」に認定された。
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