わずかな時間でＥＶ急速充電　テラチャージ、第１号基を設置

ＥＶ充電インフラ事業「ＴｅｒｒａＣｈａｒｇｅ（テラチャージ）」を展開するＴｅｒｒａＣｈａｒｇｅ（東京都港区・徳重徹社長）は６月３日、コジマ×ビックカメラ足立加平店の駐車場に、ＴｅｒｒａＣｈａｒｇｅ初の最大出力１５０キロワットのＥＶ急速充電器１基を設置し、サービスを開始した。

同社の最大出力１５０キロワット急速充電器は、約６分の充電で１００キロメートルほど走行可能となり、買い物を楽しんでいる間にＥＶを充電できることが特徴。初期費用／維持・管理費用無料によるＥＶ充電インフラの提供を実現し、日本全国にＥＶ充電設備の設置を進めている。２０２３年９月末には、まだ普及が進んでいない急速充電器１千基の無料設置を進める発表をしている。

同日に開かれた除幕式では、同社の上野学急速充電事業部部長が「店舗には車で来店する人が多くいるが、買い物に来たついでにＥＶを充電できる、逆にＥＶを充電しに来たついでにお買い物をする、といった形で、両者がお客様に提供するサービスのより一層の向上を目指せると考えている」と話した。

コジマの成田博芳執行役員総務部長は「当社は、多くの店舗を幹線道路沿いに構えている。そこにＥＶ充電器を設置することでお客様の利便性が向上し、店舗への来店の促進につながると考えている。さらには充電スポットが増えることはＥＶ車の普及促進の役に立てる」と述べた。コジマでは、店舗で使用している「くらし応援便」の車両のＥＶ車への更新を進めている。

６月４日には、高井戸東店でもサービスを開始。今後、コジマ×ビックカメラ店舗において充電器の設置を進めていく。24年度内には、急速充電器１００基を設置する予定だ。

なお、急速充電器の利用料金は１分当たり90円という。