旅行業団体が総会(2) 兵庫県-情報発信を
14/06/27
一般社団法人兵庫県旅行業協会(世良純一会長=スカイウェイ、179会員)と協会事業会社のHATA(兒島武社長=トラベルルーム、40株主)はこのほど、神戸市東灘区の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで総会を開いた。
世良会長は「インターネットの影響で顧客離れが続く一方、地域の旅行会社の担当者と顔を合わせて旅の相談を望まれるお客様も増えつつある。旅行に関する情報、税務や労務など多方面の情報を集め発信したい」と述べ、会員同士の横のつながりを深めるための研修会を開く考えを示した。
HATA株主総会で兒島社長は、全旅兵庫営業所としての事業を「旅行災害保険の取扱実績は全国で18位と少しずつ増えている。今年度は昨年の20%アップを目指し、保険取扱会員を84社から100社に増やすことを目標に努力したい」と報告。独自事業では広告事業で年間240件の取扱件数を目標に掲げ、研修・物品販売などの事業も強化する方針だ。
総会後、ANTA苦情弁済委員会の中川宜和副委員長(奈良県旅行業協会会長)を講師に苦情対応勉強会を実施した。中川副委員長は(1)誠意を持って(2)迅速に(3)責任者自らが(4)結果について社内報告―などと苦情対応の基本を紹介。お見舞金とお詫び金の違いなど幅広く説明した。