旅行業団体が総会(3) 滋賀県-3団体でひとつに
14/06/30
一般社団法人滋賀県旅行業協会(中河茂会長=メッツワールド、83会員)の第2回総会はこのほど、草津市のクサツエストピアホテルで開かれ、着地型旅行の推進や地域振興への貢献、国際観光交流の推進などを今年度事業に決めた。中河会長は、懸案の貸切バス新制度の導入について「地域密着型の対面セールスで乗り切りたい」と、バス料金への対応を語った。
同協会事業会社の株式会社全旅しが(井田克己社長=フジツーリストサービス、74株主)の総会では、2月の第10回地旅博覧会に滋賀県からバス7台260人を送客したことを報告。井田社長は「当初の予定より多く集客ができた。感謝している」と話した。全旅クーポンの取扱実績は5億7200万円(対前年比3%増)だった。
15年間理事長を務め昨年亡くなった矢野明・前理事長に黙とうを捧げて始まった協同組合滋賀県旅行業協会(加納義之理事長=トラベルメイトサービス、20組合員)の総会では、恒例の年末お買物ツアーが過去最高の2426人を集客できたことが報告された。今年度も組合主催旅行「湯&味ツアー」の販売を強化する。
加納理事長は「多くの集客ができたのは企画委員のメンバーが丁寧な商品づくりをし、組合員が一丸となって販売した結果だ」とした。
3団体総会後は受入機関との合同懇親会が開かれ、中河会長は「滋賀県の旅行業3団体は『滋賀はひとつ』を合言葉に、皆様にお役に立てるよう頑張りたい」と話し、協力を呼びかけた。