個性派ぞろいの宿で上高地の夜朝楽しむ

ようこそ世界水準「山の信州」前編(17/06/30)

泊まってこそ見られる光景がある

上高地には泊まってみよう。嘘は言わない。30年近く毎年泊まっている経験から言う。夕暮れの河童橋周辺、朝焼けの明神岳や早朝の穂高連峰。これらを見たら、上高地がもっと好きになる。

上高地観光旅館組合には、釜トンネルより手前にある2つの温泉旅館を含め20軒ほどの宿泊施設が加盟している。4月中旬から、シーズンが終わる11月中旬までの約7カ月間に120万人が訪れる上高地。しかし、宿泊し上高地の星空や早朝の静謐を体験できている観光客は一握りなのがもったいない。

上高地の宿泊施設は個性派ぞろいだ。ウェストン碑に近い上高地温泉ホテルは宿として上高地でもっとも長い歴史を持ち、今年で創業131年。上高地で温泉を持つ2軒の1つで、露天風呂もあり、日帰り入浴も人気。コーヒーもおいしい。建物前には足湯を設け、ハイカーや登山者に提供している。

隣接する上高地ルミエスタホテル。こちらも温泉があり、上高地清水屋ホテル時代から定宿にしている上高地ファンも多い。レストランが人気で、信州産をはじめ世界各地のワイン100種類以上を用意している。

上高地温泉ホテルと上高地ルミエスタホテルからは、正面に梓川とカラマツ林、その向こうに六百山を望み、これも上高地を代表する景観の1つだ。目を凝らすと小さく噴気をあげている焼岳の眺めもいい。

今年創業90周年を迎えた河童橋河畔のホテル白樺荘。開山祭当日の4月27日、客室をリニューアルオープンした。一部の客室は、穂高連峰側客室の窓を思い切り大きくし、広々としたテラスを設けた。もともと客室からの穂高連峰の絶景は上高地随一といっていいほど。リニューアルを機に「世界一の、美景。上高地ホテル白樺荘」と自ら称し、世界に打って出た。遊び心あふれるハンモック付きテラスが付いた客室は、滞在がさらに楽しい。

河童橋から徒歩で約40分。「上高地の奥の入り口」にあたる明神に位置するのは、朝焼けの宿明神館。穂高岳の頂点から始まり、徐々に下降する朝焼けを望むならここだ。ハイキングの途中なら、ここで明神岳を眺めながら、岩魚の塩焼きと生ビールがいい。宿は今年、フロント回りや、パブリックトイレをリニューアルしている。ここも常連客が多い。

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