九州オルレで訪日客誘致 熊本県上天草市・フォーラム(1)
熊本県上天草市(川端祐樹市長)はこのほど、上天草市の小松屋渚館で九州オルレを活用した「インバウンドフォーラム」を開催した。オルレとは韓国・済州島で始まった、海岸や山などの自然景観を楽しみながらトレッキングすることをいう。オルレのフォーラムが日本で開かれたのはこの日が初めて。
「全国拡大へ向け成功例を」
冒頭、川端市長は2012年2月に九州観光推進機構と九州運輸局のバックアップで九州オルレがスタートしたと報告し「オルレの認知度と価値観を高めるためにフォーラム開催の運びとなった」。また「現在、オルレは九州内で4つのコースしかないが、さらに増やして全国に広めていけるような成功例をつくりたい」と話した。
韓国観光公社の李載景副社長も出席し、韓国のインバウンドの状況について講演。韓国は1988年まで男性中心の観光地だったが04年のドラマ「冬のソナタ」以降、女性客が増えているという。
「慌しい観光から地元の生活を感じることのできるスタイルが求められており、それは自分の価値観にあった楽しみを自分の足で探す観光だ」とし、その観点からも九州オルレの取り組みは評価できると語った。
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