着地型の"原石"探しとツアーづくり 近畿運輸局・観光まちづくりセミナー(1)
国土交通省近畿運輸局はこのほど、2013年度の近畿観光まちづくりコンサルティング事業セミナーを開き、着地型旅行企画「大阪旅めがね」を手がけるインプリージョンのプロデューサー小田切聡さんが講演した。
なんでもない「まち」から
セミナーは、管内の市町村を支援地域に選定し観光まちづくりのアドバイスを行う事業の一環。毎年1回行い、これまでに日本総合研究所の藻谷浩介さん、観光カリスマでまちづくり観光研究所の山田桂一郎さん、井門観光研究所の井門隆夫さんらが観光まちづくりに取り組む必要性などについて話した。この日も自治体関係者や観光事業者ら約80人が参加した。
小田切さんは、自身の仕事を着地型ツアープランナーと観光まちづくりアドバイザーと紹介し「テレビに出演したり、雑誌に執筆することを含めて大阪を盛り上げるのがライフワークです」と話した。
その中でも取り組みのベースとしているのが「なんでもない『まち』から輝くモノの原石を見つけ出し、それを加工して地域の価値を高めること」。大阪のマニアックな場所、モノ、人にクローズアップしたツアーを造り、今では年間13―14万人を受け入れている。
→着地型の"原石"探しとツアーづくり 近畿運輸局・観光まちづくりセミナー(2)に続く
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