JTB、旅行会社初のUSJ貸切 100周年でタッグ組み集客(1)
JTBは11月17日、旅行会社として初めてユニバーサル・スタジオ・ジャパンを貸し切った。創立100周年を記念し「サンクス・フェスタ2012inユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と銘打ち、関西や九州など西日本を中心に約7千人を集客した。
「成功も失敗も含めて学ぼうというスタンス」
貸切は20時から、グラマシーパークでのオープニングイベントでスタート。パーククローズの22時まで、JTBのプラン参加者のみアトラクションが自由に楽しめたほか、ニューヨーク・エリアの一部を貸切エリアとして人気キャラクターとの記念撮影やステージショーが繰り広げられた。5万円のJTB旅行券やオフィシャルホテルの宿泊券、パークオリジナルグッズなどが当たる抽選会も行われ、当選番号が読み上げられるたびに歓声が上がった。
企画は、創立100周年事業の目玉としてJTBがユニバーサル・スタジオ・ジャパンに打診。エースJTBや団体向けのAユニットといった主力商品の2012年度下期の販促はもちろん、パーク側も「これからさらに互いの関係を深めるためにタッグを組ませていただきました」(株式会社ユー・エス・ジェイマーケティング本部 営業部の本松豊太シニア・マネージャー)という。
シーズン真っ只中の11月の土曜日に貸切を行うリスクもあったが「成功も失敗も含めて学ぼうというスタンス」(本松さん)で取り組んだ。
一方で、JTB西日本国内商品事業部の高橋広地域統括部長は「USJさんに最大限の協力をいただいたし、なんとしても成功させなければならないと必死でした」と苦笑いを浮かべる。
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