にいがたを売り込め(2) 立ち呑み、ゼミで記憶に残す
今年4月には、地下街ホワイティうめだにアンテナショップ「じょんのびにいがた」もオープンした。約60平方メートルの店内には、コシヒカリや地酒、米菓、海産物など新潟の「うまいもん」が並ぶ。定期的に観光発信イベントも行っている。
新潟県の魅力を伝えるセミナー「新潟のええとこ・うまいもんゼミナール」も開催している。昨年10月―今年2月までの全5回の開講に続き、今年度も10月から始めた。新潟にゆかりがある多彩な専門家が食、自然など新潟の魅力を語る。
今年度の1回目は、新潟に魅せられ会社ごと移り住んだ雑誌「自遊人」を発行する岩佐十良さんが講師で、約200人の聴講の申し込みがあったという人気ぶりだ。
立ち飲み、産直ショップ、ゼミの開講と様々なスタイルで新潟の魅力を発信していることについて、高橋さんは「新潟県は知られていません。ありきたりのことをやっていても埋没するだけ。味覚、聴覚、視覚...五感に直接訴えることが必要だと思っています。身銭を切って新潟の一端を体験してもらうことで、良くも悪くも記憶に残していただけるのでは」と話している。
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