低迷脱却期す木曽路に光 噴火後初のバスツアーが人気に(1)
昨年9月に噴火した御嶽山。昨年10月以降に噴火はなく、現在火山活動は鎮静化している。今年6月27日には噴火警戒レベルが入山規制の3から、火口周辺規制の2に引き下げられた。観光客も徐々に戻りつつあるが、バスツアーなど旅行企画は未だ低迷している状況だという。
噴火警戒レベル2は、噴火口の周囲わずか1キロ圏内が規制区域になっていることを示す。木曽町の黒沢口登山道では8合目女人堂まで行くことができ、王滝村では田の原登山口から600メートル上った遥拝所まで登れる。御岳ロープウェイも6月6日から運行を再開している。
そうした中で6月12―13日、報知新聞社が主催し読売旅行が旅行企画した大阪発「さわやか木曽路・大健康ウオークバスツアー」が行われた。噴火後初のバスツアーには、木曽路への旅を待ちわびた42人が参加。キャンセル待ちも6組出るなど人気を集めた。
ツアーは、再開間もない御岳ロープウェイを使った初夏の御嶽山をトレッキング、中山道福島宿の散策など木曽路で2日間を過ごした。地元関係者との交流、木曽町観光協会による大抽選会など地元関係者も歓待した。
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