タイの新しい55地域・都市 TTM+2019で世界へ発信(2) 商談会に世界51カ国・地域から参加も…
日本からは参加6社にとどまる
タイ国内から370のセラーと、世界51カ国・地域から338のバイヤーによる商談会は6月6日と7日の2日間行われた。
18年のタイへの国際観光客は中国、マレーシア、韓国、ラオス、インドがトップ5で、日本は6番目。かつて、長らくマレーシアに次いで訪タイ国2位を保っていた日本だが、この5年で台頭した中国には大きく水を開けられ、海外旅行意欲旺盛の韓国にも抜かされている。
こうした勢いを反映しTTM+2019への参加バイヤーも中国からは最多の65社が参加、インド23社、オーストラリア18社、ブラジル13 社、ロシア10などが続き、日本からは6社にとどまった。参加者に大手旅行業者の名前はなかった。
国内のリアルエージェント大手からは近年、OTAとの差別化策として「原点に返って魅力ある旅行商品を提案」「ならではの旅行を提供する」などと掛け声が聞こえるが、現地の旅行博やエクスカーションは新たな観光素材を発見するチャンスではないだろうか。
なにより、取材していて、日本ブースが少ないのは寂しいのである。
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