新しい旅行様式3つのポイント リーガグラン京都、7月15日“激戦区”に開業(1)
リーガロイヤルホテルグループの新ブランド「リーガグラン京都」が7月15日、JR京都駅八条東口から徒歩約3分、競合他社がひしめく激戦区に開業した。今年は旅行の意味合いが変容し旅行することが地方観光の支援になることから、宿泊先を選ぶ際の3つのポイントとともにホテルの特色をまとめた。(旅した人・佐川深雪)
感染予防、地域性、快適性
第1に安心・安全の可視化。新型コロナウイルス感染症防止対策の徹底を前提として、それが利用者に認識しやすいかどうか。実際に、消毒液は1階エスカレーター前、3階レストラン入口、4階大浴場前など、利用者の行動導線に応じて目に止まるところに配置。フロントは、透明な仕切り板とマスク着用で飛沫の不安を解消していた。客室のテレビに大浴場とレストランの利用状況をリアルタイムに表示して混雑回避を促す。
朝食時の衛生対策については「人気が高い従来のビュッフェスタイルをやめて、3段重とパンなどのセットを客席にお持ちします。お重の一品ひと品、スタッフが直前まで細かく調整を繰り返した渾身のメニューです」と、䕃山秀一社長自らが説明。朝食への力の入れ具合がうかがえた。
第2は、地域性・独自性。つかの間の滞在時間でも旅の醍醐味として「京都らしさ」「リーガらしさ」がどう感じられるか。館内で出会うアート作品やオリジナルアイテムは、京都を拠点に活躍するアーティストとタイアップした作品やBGMなど京都の伝統に新しい解釈を加えたもの。新時代の京都文化の発信拠点という印象を受けた。
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