新しい旅行様式3つのポイント リーガグラン京都、7月15日“激戦区”に開業(2)
オーバーツーリズムがない今こそ
第3は、快適性・利便性。どれくらい利用者ファーストか。ホテルとしてはビジネスホテル以上ラグジュアリーホテル未満の位置付けなのに、備え付けのルームウェアでの大浴場やレストランへの移動が許容され、それに合わせてカゴバッグとサンダルも用意されていた。シモンズと共同開発のベッドはラグジュアリーホテルクラスのものでもちろん寝心地がよい。客室は多様な充電ケーブル、無料Wi―Fi、チェックイン前・チェックアウト後にも利用できる1階の無料コインロッカーもあって重宝する。
宴会場を持たない宿泊主体型ホテルだが、通常価格は一般的なビジネスホテルよりも高め。ただ、公式サイトには開業記念として1室2名利用1泊朝食付き1人7900円から(税・サ込み、室数限定で9月30日まで)や、京都市民限定「地元応援! 京都で食べよう、泊まろうキャンペーン」など手ごろなプランも。
前年までのオーバーツーリズムで京都観光を諦めていた人は、今がチャンス。京都を旅の目的地にしてみては。
【リーガグラン京都】 京都市南区東九条西山王町1、電話075―662―1121。客室数261室516人収容。料飲1店舗144席、大浴場も備わる。投資額は約5億円。URLはhttps://www.rihga.co.jp/gran-kyoto
旅した人・佐川深雪(サガワミユキ)さん 風の人研究所/SDGsde地方創生 公認ファシリテーター。地域課題に良質な変化をもたらすキーパーソン「風の人」の事例を研究する一方、カードゲームを使って人口減少時代のまちの近未来を疑似体験できる講座を開催。旅行雑誌の取材で地域活性に対して熱量の高い人たちに出会って刺激を受けたことを機に、大阪市立大学大学院創造都市研究科で都市経済・地域政策を学ぶ。
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