短時間、低価格で持続的な効果 光触媒で抗ウイルスを実現「イオニアミストPRO」(1)
ウイルス対策への関心が高まる中、抗菌コーティングが注目されている。光触媒技術を活用した「イオニアミストPRO」は、これまでコーティングが難しいとされてきたガラス窓などにも使用でき、抗ウイルス試験でも抗菌や防菌、防汚の効果が実証されているほか、ウイルスの繁殖を1年間抑えることに加えて、安全性が高いことなどが評価を得ている。ホテルや学校、病院などにも導入実績があるイオニアミストPROを紹介したい。
旅館ホテルにも最適 K−1リングでも実施
イオニアミストPROは、光触媒技術を使った抗ウイルス・抗菌コーティング剤。主成分は二酸化チタンで、FDA(アメリカ食品医薬品局)やEU圏でも食品添加物として認可されているなど安全性が高く、歯磨き粉やホワイトチョコレート、医薬品の抗菌処理にも使われている。
最大の特徴は「粒子が自己決着する」こと。吹きつけるだけで超微粒子の二酸化チタン粒子が定着し、これまで施工がむずかしいとされてきたガラスの表面にも自己決着する。イオニアミストPROを吹きつけた面では、酸化反応によって抗菌、防臭、防汚、抗ウイルス、防カビなどに作用を発揮。長期間にわたって持続的に効果がある。
また、従来の光触媒のように紫外線などの強い光は必要なく、室内灯など可視光全般で反応が起こり、実生活で得る光で十分対応できる。
評価機関による実験結果ではA型インフルエンザとネコカリシウイルスのウイルス除去率は99・9%、黄色ブドウ球菌の除去も99・9%を記録、アンモニアを用いての臭いについても99%を消去した結果が出た。
さらに施工の簡易さ、短時間化もイオアニアミストPROの特徴。従来の光触媒は、清掃→養生→プライマー処理→バインダー処理→酸化チタン施工という5つの工程が必要で、反応には強い光量が求められた。一方、イオニアミストPROの工程は清掃と吹きつけ施工の2つだけ。可視光全般で反応が起こり、短時間での施工が可能になった。精密機械や家具もそのまま施工でき、乾燥を待つ時間も必要ない。
その差は価格面にもあらわれている。従来施工は一工程の施工費が1平方メートルあたり2千円から6千円もかかるが、イオアニアミストの施工費は一工程1平方メートルあたり1千円と低価格を実現した。
施工後の抗菌、抗ウイルス効果を“見える化”していることも紹介したい。キッコーマン社によるウイルスや菌の残留数値測定器で施工前後の数値を比較すると、減少数値が明確で、わかりやすい。エレベーターのボタン部分で実施した施工前後では、施工前12万9317ppmだった数値が、施工10分後には1232ppmと100分の1にまで減少していることが示された。
そのため、飲食店やオフィスなどでの施工が増えているが、なかでも幼稚園や保育園での導入が目立つ。幼い子どもたちはマスクの装着や手指洗いが適切に行えない場合が多いだけでなく、手に触れたものを舐めてしまうことが多く感染リスクが高い。予防対策が重要とされているなかイオニアミストPROは接触感染のリスクを軽減していると評価されている。
直近では12月13日に東京・両国国技館で行われたK−1ワールドグランプリ2020ジャパンのリングサイドでも使用され話題になった。裸で身体をぶつけ合い、リングに接触することが多いために導入された。人の出入りが多いホテル業界では、全国チェーンのルートインが導入企業として紹介されている。
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