有田市が誇る農海産物 旅行会社向けモニターツアー(1)/和歌山
和歌山県の有田市観光協会(初爪正芳会長)と浜のうたせ出荷者協議会(梅本直也会長)は3月15日、旅行会社を招いてモニターツアーを行った。有田市の豊富な農海産物をアピールするもので、15人が参加した。
ツアーは、箕島漁港に2020年5月オープンした産直施設「新鮮市場浜のうたせ」を中心に、特産の有田みかんを使ったジュースの加工施設「伊藤農園」、有田市の食材を使ったイタリア料理を提供する「テスティモーネ」、県内の魚介類や熊野牛などの料理を提供し有田川温泉も有する「鮎茶屋」を見て回った。
箕島漁港はタチウオの漁獲量日本一を誇る。独自の黄色に塗られた船体を持つ約100隻のうたせ船は、早朝に底引き漁に出て、15時ごろに次々に港に帰ってくる。「黄色い船団」が勇壮に帰港してくる様は見もの。さらに、漁港で待ち構えた1千にも及ぶリヤカーが、獲れたての魚を運んでいく光景も圧巻だ。

箕島漁港独特な黄色の船体の漁船
一般的に漁港の競りは早朝に行われることが多いが、箕島漁港は15時以降。有田箕島漁協が運営する「浜のうたせ」では、夕方に新鮮な魚介類を買うことができる。施設には産直市場と食堂があり、獲れたての鮮魚が並び、その場で調理もしてもらえる。食堂から漁港風景を楽しむこともできる。

新鮮な魚介類が並ぶ「浜のうたせ」店内
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