ポストコロナの未来予想図 協同組合大阪府旅行業協会の新三役が語る(2) 西日本視野に案内所支援
コロナ禍で変わる会議のあり方
−ほかにも、コロナ禍で変わったことはありますか。
鈴木 支部会もコロナ禍で大きく変わりつつあります。各支部はOATA会議室でリアルな会議を開きますが、第2支部だけはリモート会議を率先して行っています。今後理事会や委員会もリモートでの開催が増えると思います。
笠舞 第2支部が率先して行っているので、改善点が見えてくるのは、今後の参考になるのでありがたい。たとえばリモートでつながってはいるのですが、ご本人が画面から外れて仕事をしていたりするわけですが、これでは支部会の意味がありません。そのほか資料はPDFでしか送れないとか、実際行っているからこそわかることが多いですね。
鈴木 京都や兵庫の旅行業協同組合と連携して行っている取り組みとしてHOK連絡会がありますが、遠方同士の情報交換がしやすくなると思います。
−OATAにとって創設以来深い関係にある、OATA連絡協議会の存在は大きいと思うのですが、連絡協議会に関してはいかがでしょうか。
鈴木 連絡協議会の中心である案内所の閉鎖があとを絶ちません。我々が立ち入れるところではありませんが、高知県などの行政との関わっている部分やHOK連絡会の取り組みを通して、案内所=連絡協議会との連携を図りたいとは思っています。
HOKは兵庫、大阪、京都ですが今後は九州、四国を入れて西日本という枠まで視野を広げて案内所を支援したいという考えも持っています。
清水 最盛期、連絡協議会加盟施設は2千社ありました。時代とともに減少し、現在は1200社です。これが500社、300社となってくるとOATAの事業にも大きな影響が出てくるので、連絡協議会の皆さんとも話し合って、よりよい方向に進めるようにしていきたいと思います。
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