楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

いよいよ開幕「大阪・関西万博」(3) 自然や文化、伝承―地域の個性を発信/関西9府県パビリオン

関西パビリオンは「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」がテーマ。関西広域連合が参画しているもので、大阪と奈良を除く関西1府3県に鳥取、徳島、福井、三重の4県を加えた8府県が個別ブースを出展している。

パビリオンは六角形と白い幕による灯篭をイメージした建物で、外観には関西各地を象徴した切り絵がデザインされている。エントランスゾーンを抜けた先にある高さ12㍍の吹き抜け空間を囲むように個別ブースが設けられている。

3月23日のオープン式典では9府県の知事が参加し、各県の担当者がそれぞれのブースの魅力をアピールした。

関西9府県パビリオン

パビリオン内を見学する知事ら

滋賀県は、スクリーンのパノラマ映像に450個の光る球体の動きをシンクロさせ、びわ湖の自然や人々の暮らしを表現。京都府は、床面と壁面を京瓦タイルで覆い古都の過去と未来を展示。兵庫県は、約10分間の映像作品で国生み神話や阪神淡路大震災からの復興、県内の魅力を発信する。和歌山県は、紀州材や紀州塗などの県産品や伝統技法を伝える。鳥取県は、鳥取砂丘を再現し県内の観光地や特産品を宝探し形式で紹介。徳島県は「水と踊る」をテーマに伝統、現在、未来の3つのエリアを設け、水の流れを通して徳島県の魅力をアピール。福井県は、ブース内に設けた洞窟を懐中電灯型デバイスを使って恐竜化石を探すバーチャル体験が楽しめる。三重県は、400面の鏡を使ったトンネルで三重県の美しい景色を見ることができる。

関西広域連合本部事務局参与で館長を務める森健夫さんは「パビリオンにお越しいただいて『関西はええとこや』と思ってもらえれば」。

(次の記事)いよいよ開幕「大阪・関西万博」(4) 空飛ぶクルマが離発着/大阪メトロ
(前の記事)いよいよ開幕「大阪・関西万博」(2) 25年後の自分と出会う/大阪館

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
新幹線効果で賑わう・魅力充実北陸―福井編

2024年3月の北陸新幹線福井・敦賀延伸により新駅が開業した石川県加賀温泉郷や福井県あわら...

新幹線効果で賑わう・魅力充実北陸―石川編

2024年3月の北陸新幹線福井・敦賀延伸により新駅が開業した石川県加賀温泉郷や福井県あわら...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・愛媛編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。24年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ