08年9月25日号 路面電車特集
人とまちをつなぐ旅
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「路面電車や公共交通って、まちの血管、生命維持装置みたいなものですよ」「都市はこれまで郊外に拡大することを発展としてきました。でも、それは持続可能ではありません。都市再生、中心市街地の活性化を考えると、その軸となる公共交通の必要性は高まってきます」。NPO法人ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBA)の皆さんはそう語る。
旅行者にとっても、路面電車の車両から多くの人が行き交うまちの景色を眺め、ましてや隣りに地元の人が同乗していて一言二言交わすなんてことになれば、旅は一層楽しさを増すだろう。そんなまちの空気を感じられる路面電車の旅は、道路の真ん中に島のように浮いている駅(電停)から始まる。