16年10月10日号 新潟特集
昨年3月の北陸新幹線開業で、首都圏からは往路、復路で上越新幹線と2つの新幹線を利用できる県内大周遊時代に突入した新潟県。一方、県内に上越妙高駅、糸魚川駅と2つの新幹線駅はできたものの、金沢をはじめとする北陸人気のあおりを受けて、県全体の観光入込数の減少も懸念されてきた。しかし、先ごろ新潟県が発表した2015年の観光入込客数は、雪不足の影響でスキー場入込数が大幅に減少したにもかかわらず、前年比6.1%増の7700万人と4年連続で前年を上回った。開業駅周辺エリアの入込が堅調だったほか、関西から北陸経由で新潟へという新しい動線も動き始めているようだ。