社説本紙から

町の本屋さんから学ぶ
書籍のネット販売やデジタル化により、リアル書店いわゆる「昔ながらの町の本屋さん」の廃業が相次ぐ。反面、独自のアイデアや得意分野に磨きをかけて踏ん張っている本屋もある。 その本屋は、大阪市内で営業している2つの店舗。一つは、本を買うとポ...

リアリティが名作を生む
1981―82年にフジテレビで放送された「北の国から」。その後、スペシャルドラマとしてシリーズ化し「2002遺言」まで8編が制作された。北海道の雄大な自然の中で田中邦衛演じる主人公・黒坂五郎と2人の子どもの成長が21年間にわたって描かれた名...

万博会場で示した決意
全国旅館ホテルの若手経営者が旅の魅力を発信する観光業の総合イベント「宿フェス」。全旅連青年部主催で毎年2月に東京ビッグサイトで開催してきたが、1面にも記載した通り9月20日、大阪・関西万博会場内のエキスポアリーナ「Matsuri」で開かれた...

動いてナンボが観光人
最近、仕事をモノにしている人の共通点を感じた。一つは「動き回っている人」。セールスや会合に足繁く通って情報を引き出し集め、自分自身を「買って」もらえるようにしている人のことだ。 ある旅行会社の社長は、顧客の求める宿や立ち寄り先へ自ら足...


言霊で業界に寄与したい
視聴率が好調なNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」。江戸時代のメディア王と称され、出版・文化の世界で江戸期を駆け抜けた蔦重重三郎が主人公で、我々新聞を発行する者としては大先輩にあたる。 直近の放送回では、蔦重が天明の大飢饉や米...


顧客満足を生む旅行業
旅行業を営む親から呼び戻されて、何も分からないまま日帰り旅行の添乗に行くよう命じられた。昼食会場に着いて驚いた。あらかじめ準備されていたのだろう。カピカピに乾いた刺身、冷めきった天ぷら…。日帰り旅行の楽しみの一つである昼食がこんなのでいいの...

長嶋茂雄さんと全旅連
プロ野球界に輝かしい実績を残し国民的な人気を博した長嶋茂雄さんが亡くなった。連日長嶋さんの様々な逸話が報じられているが選手、指導者時代を含め預言者的な言い回しから動物的な勘、勘ピュータなどと例えられることが少なくなかった。 そんな長嶋...

電話対応こそチャンス
OTAやネット予約の弊害だろうか。メールやSNSなどコミュニケーションツールが多様になった反面、旅館の電話の対応が年々低下しているという話をよく聞く。その原因を「人手が足らないから」で済ませている旅館もあるが、それでいいのか。 送客力...












