幸せになる5つの接遇
観光業界に限らず、どの業界も接遇が企業の存続に大きく影響すると言われる。なかでも我々の業界が他の業界よりも接遇が重要な要素なのは温泉や料理、その地ならではの魅力などを楽しみにいく業界で、接遇がよくないとすべてを台無しにしてしまう、接遇がすべてを決めてしまう業界だということだ。接遇に関しては様々なマニュアルがあるが、マニュアル通りだけで通用しないのが観光業界の接遇だから難しい。
先日、あるテレビ番組で接遇のプロが「幸せになれる5つの接遇術」を取り上げていたので紹介したい。
(1)人とは違うあいさつをしろ=「いらっしゃいませ」は当たり前。感激やトキメキは感じない(2)歯を出して笑顔を作れ=口先だけで笑うと目は笑わない(3)相槌には「。」をつけろ=「わかります」「言う通りです」。適当な返事はしない(4)お願いするときは疑問文で言え=「それどけてください」ではなく「それどけてもらって構わない?」。疑問文で言うと相手も優しく応えてくれる(5)O(英語のオー)ラインからはみ出るな=女性限定の理論で、身体を包む楕円のOから手足がはみ出ないと美しい立ち振る舞いになる。
この接遇のプロは「どのような仏頂面のお客様も笑顔で帰らせる」という技術を持っているそうで、学ぶべき点は多い。
(トラベルニュースat 09年7月25日号)