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共に復旧の支援を

11/11/25

9月の台風で豪雨被害が出た和歌山県。急ピッチで行われた復旧工事で大型バスの通行もできるようになったほか、各観光地を結ぶ主要アクセス道路も通行可能になっている。また、部分運行しかできなかったJRきのくに線も12月3日から全線で運転が再開される。

きのくに線の全線運転再開にあわせて、JR西日本や和歌山県などでは「元気です和歌山キャンペーン」を実施する。和歌山県単体でも672億円の補正予算を組み、復旧、再建対策に取り組んでいる。

その一環として現在、報道関係者や旅行会社の企画担当者を同県へ招き、観光客に来てもらってもまったく問題がないことをアピールする事業を推進中だ。弊社でも視察のご案内をいただき、何人かの記者が現地を訪れ、観光客の受入にはまったく問題がないことを確認しあっている。

しかしながら実際、白浜温泉に宿泊した東京の客は「白浜温泉は水没していると思ったが大丈夫なんですね」と言われるほどの認識だった。一般の人たちにもなかなか復旧している現状は伝わっていないのかもしれない。

だからこそ観光業界に携わる我々は正確な現地情報をベースに「和歌山県観光の復旧」を訴え、共に「元気」になれるよう奮起したい。

(トラベルニュースat 11年11月25日号)

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