OATA創立40周年
協同組合大阪府旅行業協会(OATA)が創立40周年を迎えた。1976年2月に創立し265社で発足したOATA。設立当初から基幹事業として100%保証のクーポンを発券した。中小旅行会社の地位向上と信頼を得ると同時に、受入施設に支払面で迷惑をかけないというのが大命題だった。
その甲斐もあって信用度が増して最盛期の97年には183億9765万3228円というクーポンを発券するに至った。
昨年度はOATA加盟109社でクーポン発券高は93億8300万円。減ったとはいえ100億円近い取り扱いを行っており、全国に類例のない旅行業協同組合だ。OATAに加盟していることで信用と信頼を得た中小旅行会社も少なくない。関西の中小旅行会社の地位向上にOATAがどれだけ貢献したか。それは長くOATAや受入機関の役員を務めてきた人たちが知っている。
40周年記念式典では大手都市銀行の頭取から祝電が届き、府や市から数多くの感謝状が組合員と受入機関の代表に贈られた。これは、草創期のOATAを支えた受入協議会の役員や会員、そしてその信頼に応え続けている関係者たちへの評価だろう。長年に渡る旅行業界における貢献が、114人という多人数の表彰として表れたに違いない。
(トラベルニュースat 16年4月10日号)