高知モデルを体感
今回の本紙2月10日号は、14日に開催される全旅協主催の「第12回国内観光活性化フォーラムinこうち」記念号として発行した。
高知県は昨年3月に「志国高知幕末維新博」の第一幕をスタートさせ、博覧会23会場で140万人を超える来場者を記録した。メーン会場の県立高知城歴史博物館は1月末で入館者が19万人に達し、地域会場への来場者も前年比136%と、うれしい悲鳴が聞こえてくる。4月21日からは第二幕に突入する。リニューアル中だった県立坂本龍馬記念館がグランドオープンするなど、各地の資料館なども充実した展示を行い、本格的な幕末維新博が始まる。
主幹産業を観光と位置づける高知県は、観光を主体に移住促進や人材育成のほか諸々の施策を官民一体で行っている。口では響きのいい官民一体と言いながら、内向きな仕事しかしない行政職員や自社のことしか考えていない民間企業が少なくない中、高知県はマンパワー重視で官民の担当者が同じ目線で物事を考え行動している。それはまるで150年ほど前の〝同志〟のようだ。
2月14日には全国から旅行会社を中心に多くの観光関係者が高知県へ行かれると思うが、各自で高知県の観光のあり方を見て感じてほしい。本紙でも「高知モデル」を近々に紹介したい。
(トラベルニュースat 18年2月10日号)
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