旅行業は情報と情熱で
先日とある会合で、数人の旅行会社の若手経営者に少し意地悪な質問をぶつけてみた。「団体から個人に客層が変化しオンライン・トラベルエージェントが台頭する中、これまでの旅行会社の存在価値が危ぶまれている。そんな環境下で起業した皆さんの勝算はどこにあるのか」。
彼らの口からは「やる気があれば仕事はいくらでもある」「店に来たお客様は必ずリピーターにする。それだけ満足してもらえるツアー内容と接客にこだわっている」「大きな団体はないかもしれないが、20人ほどのグループなら結構集まる」など、前向きな言葉が次々に出てくる。要はやり方次第、モチベーション次第で旅行業界の前途はまだまだ開けるではないか、とうれしくなってきた。
彼らと話す数日前に話した旅行会社の若手社長も「お客様に満足いただくために行き先の立寄施設や宿、食事の場所を徹底的に調べ倒す。現地に行けなくても電話でこちらの主旨をご理解いただく」。
こういった話を聞くと彼らは特別なことをしているのではなく、本来の旅行業の原点に戻って“熱い思い”を持って仕事に励んでいることがわかる。旅行業は情報産業であり、その情報をうまく加工し伝える情熱産業であることを若い彼らに気づかされた。
(トラベルニュースat 18年3月10日号)
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