ヤミ民泊排除へ一丸
民泊新法施行を前に、民泊仲介業の大手6社が「一般社団法人住宅仲介事業者適正化協会(仮称)」設立に向けた準備会合を開き、適正な民泊を推進する活動を始めた。
6社は百戦錬磨、エアビーアンドビー、ホームアウェイ、途家(トゥージア)、自在客(ジザイケ)、楽天ライフルステイ。ヤミ民泊を掲載する仲介業者を締め出し、利用者の安心安全を担保した運用や質の向上を目指す。観光庁も業界団体の設立に向けて協力し、今秋にも正式発足を目指すとしている。
旅館関係者は新団体設立に対して歓迎の姿勢を示すものの、どこまでヤミ民泊を締め出せるのか疑問を持つ人も少なくない。そういった声に答えて適正化協会側からは「エアビーアンドビーは5月末からヤミ民泊を締め出し、すでに8割以上が削除され、6月15日までにはほぼヤミ民泊は消える」と断言。ヤミ民泊を排除するための組織だと言い切る。加えて、民泊運営団体と対峙するのではなく特別会員として取り込み、意見が言い合える関係を構築すべだと旅館側に訴える。
全旅連は、全国47都道府県旅館組合が地元警察署の生活安全課と連携しヤミ民泊の排除に取り組むが、適正な民泊を推進する組織との腹を割った情報交換の場を設けることも必要ではないだろうか。
(トラベルニュースat 18年6月10日号)
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