嘆かずプラス思考で
先日、日本一の営業ウーマンと称され、リクルートトップパートナーとして前人未到の9期連続でMVPを獲得した廣田さえ子さんの講演を聞いた。求人広告営業でトップを走り続ける廣田さんは新入社員のころ、断られても断られても明るくテレアポをし続けると、必ず会ってくれる人が現れ、一度会ってもらえると次からも会ってもらえるようになったそうだ。そうして直接会った顧客を増やして気づいたのは、求人広告は「昨日用事がなかった人でも、今日は用事があるかもしれない」ということだったという。会ってくれた顧客には「廣田に会えてよかった」と思ってもらえるという信念で仕事をし続けてきた。
思い通りにならない結果になっても120%出し切った仕事は「次へのステップアップになる。どんなことでもポジティブな思考で行動していると、不思議とチャンスが引き寄せられてくる。『運』は動いている人のところにしかやってこない」という結論に至ったという。
我々の業界もまだまだ厳しい状況が続くが、廣田さんのように「あなたに会えてよかった」と言われる仕事をしているだろうか。「嘆いていても自分も周りの人にとっても何のプラスにはならない」という廣田さん。今こそ、ポジティブな思考で仕事をしていきたい。
(トラベルニュースat 23年2月10日号)
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