万博レガシーは新ルート
4月13日、いよいよ大阪・関西万博が開幕する。4月4―6日の3日間は大阪府民や旅行会社らを招いた運営リハーサル「テストラン」が行われ、延べ10万人が一足早く万博を体験した。9日には万博をアピールするためにメディア向け内覧会も開かれ、国内外のメディア4500人が万博会場の現状を伝えた。これまで幾度かパビリオン単体のオープンセレモニーなどで会場には足を運んだが、どのメディアも招かれたパビリオン以外の撮影は禁止されていたが、今回の両イベントで万博の全貌が明らかになり、メディアやSNSを通じて、万博に関する関心も高まったのではないだろうか。
1970年の大阪万博時のような高揚感はないままゲートを通過したが、やはり会場に足を運んで実際に目にすると違う。大阪館で、25年後の自分のアバターと出会った時は照れくささもあったがニヤリとした。会場内のスタッフは慣れない接客のなか懸命に客を迎えようとしていた姿にもホッコリさせられた。開幕後には、入場時の混乱や行列対策も講じられることだろう。
万博を契機に全国観光地への誘客促進も今回のテーマの一つ。質の高い魅力的な観光周遊ルートの造成に期待したいし、万博後も継続して活用され、万博のレガシーとなるルートの誕生を楽しみにしたい。
(トラベルニュースat 25年4月10日号)
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