社説本紙から
決して沈まない思いで
今年5月に弊紙は創刊50周年を迎えた。50年を振り返るとともに、今後に向けて観光業界の方向を考える紙面づくりやシンポジウム開催を予定していたが、新型コロナウイルス禍で改めて内容を見直している。創刊50年で最大の災禍に見舞われるとは予想だにし...
いつか笑える日がくる
新型コロナウイルスの感染拡大が急速に広がり始めた3月10日号から4月10日号の3回、この欄を休載した。その間、刻々と事態は深刻化し、旅館ホテルや旅行業の動きが鈍くなっていくなかで、トップ面で「緊急提言」「菌休対策」などとして読者各位に少しで...
社会的地位を高めるCP
全国旅行業協会(ANTA)が主催する「国内観光活性化フォーラム」が2月12日、熊本県で開かれた。今回で15回目になる。 2003年に初めて開催された大分県のフォーラムでは、業界内でもまだほとんど知られていなかった着地型観光をテーマに開...
南紀12湯を旅行業が推進
和歌山県といえば白浜や勝浦、龍神、川湯など全国に名の知られた温泉地が多い。知名度では全国区でないにしても、県内各地には全国屈指の泉源を持つ温泉地が点在している。それだけ豊富な温泉地を持ちながら我々観光業界はもとより、一般観光客にとって“和歌...
予祝を意識した1年に
予祝(よしゅく)という言葉がある。「予(あらかじ)め祝う=前もって祝うこと」という意味で、前祝のことをいう。 「予祝のススメ 前祝の法則」(フォレスト出版)という本によれば、予祝とは「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうこと」だそうで、我...
関東へ“関西力”を示す時
関西に住む者にとって関東周辺の地理感覚は乏しい。白地図を手渡され、県名を書き込むといよいよ怪しくなる。我々でも心許ないが、一般消費者はなおさらだろう。観光客は県を意識して観光地に行くわけではないので、県の位置関係はどうでもいいのかもしれない...