楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

社説本紙から

「あまろっく」に思う

24/10/11    

兵庫県尼崎市の尼崎閘門(こうもん)は、パナマ運河と同様に水位を調整することで海と運河の船の航行を可能にするとともに、台風による高潮からまちを守る役目がある。地元では「尼ロック」と言われ、最近では観光素材としても一役買い、閘門のクルーズ体験な...

「バスの日」に思う

24/09/26    

9月20日は何の日かご存じだろうか。正解は「バスの日」。1903年(明治36年)9月20日に京都市の仁位(にい)商会が日本で初めて蒸気自動車を改造した6人乗りのバスを運行したことから、日本バス協会では、この日を記念して1987年に「いつでも...

高付加価値化とは―

24/09/10    

観光庁の補助事業で「既存観光拠点の再生・高付加価値推進事業」で、各地の旅館ホテルがリニューアルされ、魅力ある施設づくりを後押しされることは喜ばしいことだ。 ただ名実ともに“高付加価値化”された旅館ホテルになっているのだろうか。食材や燃...

臨時情報下の同調圧力

24/08/28    

今夏も東北を中心とした豪雨、全国的な猛暑が相次いだ。そのうえ、お盆直前の8月8日に宮崎県沖を震源とする震度6弱の地震が発生、南海トラフ地震震源域では大規模地震が発生する可能性が高まったとする臨時情報が気象庁から発令された。帰省をはじめ日本人...

百年先を見る道後温泉

24/07/26    

愛媛県松山市の道後温泉本館が今年、明治27年の本館改築から130年の節目を迎えた。と同時に5年半に及ぶ保存修理工事を終え、7月11日に全館で営業を再開した。 この本館を建築したのが道後湯之町の初代町長、伊佐庭如矢。当時の町予算の20年...

宿泊税は地域のために

24/07/11    

地方自治体で宿泊税(観光税)を徴収しようという動きが活発化している。現在法定外目的税である宿泊税を徴収しているのは3都府県・6市町の9自治体。この9自治体すべてを合わせた宿泊税徴収額は2022年度で63億円になるという。 人口減少社会...

危険な大手の仕事ぶり

24/06/25    

修学旅行シーズンとあって、空港や駅で子どもたちをひんぱんに見かける。今さらながら日常が戻ってきたことを実感する。 というような話を知り合いの中小旅行会社の社長に話すと「何事もなかったように修学旅行は動いていますが、大手旅行会社の仕事ぶ...

総会にチーム力を見る

24/06/12    

観光業界団体の総会の真っ只中で、各団体のトップのあいさつや事業の取り組みを聞いていると、トップがいかにビジョンを持っているかいないかが分かる。 右肩上がりの高度成長期なら時代の流れに合わせて舵を切っていけばよかったのかもしれないが、今...

観光ゴーストタウン

24/05/27    

フランス人で名古屋市在住のサスティナブル観光アドバイザー、ジュリ・ボウさんから「観光ゴーストタウンをつくらないコツ」という話を聞いた。観光ゴーストタウンという言葉は初めて耳にしたが、ジュリさんが言うのにはインバウンドに頼っているところで「土...

「深化」する東尋坊

24/05/13    

福井県を代表する名所の一つ東尋坊。バスツアーなどによく組み込まれており、テレビのサスペンスドラマでも犯人が追いつめられるシーンの定番スポットとして知られる。しかし、その本質は、柱状節理といわれる巨大な岩壁が1キロにも渡って続く他では見ること...

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