社説本紙から

発地と着地の新たな連携
近畿2府4県に所在する旅行会社の有志45人がこのほど、石川県・山代温泉へ応援ツアーと銘打って出向いた。 ツアー名の通り、当初は今年1月に発生した能登半島地震で風評被害に見舞われた山代温泉へ近畿各府県から送客しようと企画したものだった。...

城西館150年の理由
高知県の「城西館」が創業150年を迎え、このほど藤本正孝社長が会長に、ご子息の幸太郎さんが社長に就任する披露会が行われた。 披露会の席上、JTB旅ホ連会長で道後温泉・宝荘グループの宮﨑光彦社長が話した内容が心に残った。宮﨑社長は「日本...

岩木語録が伝える「情」
発足50周年を記念して日本秘湯を守る会が会を創設した岩木一二三さんの語録をまとめた。 「『秘湯』という造語を生み出した人物であり、昭和の時代に提唱された言葉が今の時代においても宿を営む者にとって、大切な心構えであると思い知らされます」...


応援割の混乱をプラスに
観光庁は能登半島地震による影響で落ち込んだ福井・石川・富山・新潟4県の観光需要を回復させるため「北陸応援割」の実施を発表した。福井・富山・新潟3県では適用期間を3月16日―4月26日の宿泊分とし、3月8日から各県の宿泊施設や旅行会社などで予...

非常時に発揮するGNN理論
中小旅行会社の人たちがよく口にするのは「団体が減って個人化になってしまっては商売にならない」「後継者がいないから自分の代で廃業だ」「こんな割の合わない商売は子どもらに継がせられない」といった後ろ向きな発言が目立つ。しかしながら震災や自然災害...



旅行社が手数料を払う時代
2018年から旅行サービス手配業の登録制度が始まって、今年で5年。登録制度以前から旅行サービス手配業務を行ってきた「案内所」は、これまで旅行会社のツアー造成のために旅館ホテルや食事・立ち寄り施設などの手配を行い、時間調整も含んだツアーコース...
