社説本紙から
人とつながる旅モデル
バス会社と連携して昨年12月から2月にかけて大阪府下の中小旅行会社を主対象にモニターツアーを実施した。観光庁の「交通連携」事業の助成を受け、旅行会社と地域をバス会社がハブとしてつなぎ、ウイズコロナ期に持続可能なバスツアーを提案しようと試みた...
インドを再訪する思考
インド好きが高じて実際に住んで言葉を覚え帰国、そのままインドへの送客を得意とする旅行会社に勤めている人と話す機会があった。 筆者はインドには行ったことはないが、複数の旅行会社の知り合いから「インドだけは二度と行きたくない」と聞いたこと...
逆境を踏ん張るために
昨年末ようやく新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、観光業界にわずかながら動きが出てきたと思ったら、今度はこれまで以上に感染拡大が早いオミクロン株で、またもや旅行・宿泊業はキャンセルの嵐。全国各地でこれまでにない数の新規感染者数が報じられ...
追い抜かれるバス運動
あるバス会社が「追い抜かれるバス」運動を行っている。かつては、旅行会社から依頼されたコースを法定速度で走ると行程表に示された到着時刻に間に合わず、どうしてもスピード超過になる傾向だった。 しかしコロナ禍でバス運行の依頼はほとんどない。...
観光業は情報産業たれ
クラブツーリズム(クラツー)といえば歴史や文化、趣味、芸術などに特化したテーマ旅行を得意としていることで知られる。 そのクラツーがこのほど大阪歴史博物館(歴博)と連携協定を結んで、より深い歴史文化のツアー造成に向けた取り組みを始めた。...
想い出づくり生産産業
今号の本紙5面で紹介している「コロッケの旅うた−和歌山編」の取材で、コロッケさんと話す機会に恵まれた。コロッケさんはある時、若い男性から「コロッケさんは僕とおばあちゃんの思い出なんです」と言われた。どういうことなのか聞いてみると「幼い時にお...
旅行客の目線で商いを
インターネットを抜きにしては語れない世の中になって久しい。あらゆる産業がインターネットを念頭に置いた構造に置き換わってきている。同時に価値観も変わっていくなかで、観光業界はまだまだその認識が低いように思える。例えば我々の業界では客室の広さを...
道州制の再議論を提案
JATAとANTAが共同で、斎藤鉄夫国土交通大臣へ観光促進活動促進に向けた要望書を提出した。そのなかで約40の県で行っている県内宿泊キャンペーンに関して、県域を越えた隣接県エリアにまで範囲を広げるよう要望している。また、国内旅行においてもワ...