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誇りを持とう― 全旅連青年部、愛知で全国大会(2)

記念式典であいさつした永山部長は「情報を教え合い、相手に、地域に良くなってもらうというのが青年部の役割です。従業員や家族に夢を語れる"気"をつかむのが今日の全国大会です」と呼びかけた。

井上次期部長がスローガン発表

井上次期部長は「次期は誇り、友情を掲げたいと考えています」とし(1)若い力を結集し旅館業界を盛り上げる(2)青年部員が集い研鑽し経営力を高める(3)観光立国の推進、けん引者として取り組んでいく―ことを活動指針に掲げ「誇りを持とう青年部」をスローガンにする、と話した。

全旅連の佐藤信幸会長は「ネットが台頭していますが、我々のやり方は変わっていません。この難局を乗り越えるためには、我々も変わらなければなりません。若い力で協力してください」と訴えた。

褒賞のグランプリに当たる青年部長賞を受賞した皆生温泉青年部は、部員がインタープリターやカヌーのインストラクターになり一昨年から始めたエコツーリズムの取り組みが評価された。準青年部長賞は、長野県の戸倉上山田温泉青年部が芸妓文化の魅力発信をねらって実施した「芸妓サミット」と山形県湯の浜温泉青年部のまちづくりの取り組み「湯の浜100年計画」だった。青年部OB賞は滋賀県青年部が異業種などからも講師を招いた「高心塾」が受賞。本紙賞は、10数年にわたり、年間11回の定例会を続けている東京都青年部に贈った。

研修、事業系の委員会は今期の活動をクイズ形式や画像などを交えてそれぞれ発表したほか、永山部長も今期の成果としてネットを活用した情報共有システム「宿の知恵袋」「Yadomo」について報告した。

交流会には、地元の有名店が出店し、各地の特産を振る舞った。

(トラベルニュースat 08年12月10日号)

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