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10年1千万人へ正念場 訪日外客「今年が勝負の年」(2)

主要市場のうち台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、豪州、カナダ、ドイツ、フランスは過去最高を記録した。これに対し、最大訪日国であり訪日客拡大を牽引してきた韓国が前年を8・4%下回ったことが大きく影響した。

訪日外客 08年は微増

韓国からの年間訪日客は238万3千人で前年より21万8千人も減少した。ウォン安の進行で、1年前に比べ円に対するウォンの価値が半減したことが響いた。9月以降は対前年で2割前後減少、11月は4割減、12月はほぼ半減と減少の幅は拡大している。

訪日市場第2位の台湾は0・4%増の139万人で過去最高だった。07年に米国を抜き3位となった中国は6・2%増の100万1千人となり、初めて100万人を突破した。4位の米国は5・8%減の76万8千人。5位の香港は27・3%増の55万人と好調だった。4月以降の定期航空便やチャーターの就航・増便がプラスに作用した。

1月27日の記者会見で間宮理事長は、海外全13事務所が昨年12月に一斉に現地旅行会社を訪問したことを報告。「先行きは見えないが、まずは汗をかこうと。観光は人間関係がすべて。これからも対策を打ち出していきたい」と述べ、10年の訪日外客数1千万人達成に意欲をみせた。

(トラベルニュースat 09年2月10日号)

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