スポーツツーリズムを考える(3) 大会開催で地域に人を
大阪の会議では、高橋座長をコーディネーターに、JSTAの原田会長、元バドミントン日本代表の小椋久美子さんが意見を交わした。
「何かのメッカに」
原田さんは「スポーツはターゲットを明確化しやすいツーリズム分野。横浜や奈良などイベントで地域づくりに成功している例もある。地域主導での旅行商品づくりは地域ブランドの拡張であり、新しい旅行者を呼び込むことにもつながる」とスポーツツーリズムの可能性を話した。
さらに「さいたまスポーツコミッションの女子サッカーのように、何かのメッカになることは地域のスポーツツーリズムの発展にとって大きい」と原田さんが話すと、高橋さんは小椋さんに「大阪をバドミントンの聖地にしては」と水を向けた。
小椋さんは「以前、大阪はバドミントンが盛んな地でした。もう一度という思いはあります。できないことはないはず」と答えていた。