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観光の"足が変わる"(2) 「楽しく横浜めぐりを」

超小型EVを使った大規模なカーシェアリングの実証実験「チョイモビ ヨコハマ」が10月11日から横浜市で始まった。10日には市内の公園で、出発式が行われ、関係者やメディア、市民が見守るなか、30台の2人乗り小型電気自動車が公道に走り出していった。

横浜市長が期待感 「横浜の未来の姿」

出発式であいさつした横浜市の林文子市長は「横浜の新たな魅力になる。定着させ、情報発信していきたい」と期待を示した。

カーシェアリングの事業の主体となるのは横浜市と日産自動車。国交省から支援を受け、日産のEV「ニューモビリティコンセプト」(2人乗り)30台と市内45カ所の貸し出し・返却ステーションで事業を開始。最終的に100台・70カ所まで拡大し、1年間実証実験を行う。

カーシェアリングを利用するには会員登録し、約1時間の安全講習と習熟走行を経て交付される会員カード(ICカード)が必要。会員カードを車両のICカードリーダーにかざし利用する。

講習会場は日産グローバル本社(横浜市西区)とパシフィコヨコハマ(同西区みなとみらい)の2カ所に設けた。

ワンウェイ型のカーシェアリングで、予め予約した返却ステーションでの乗り捨てが可能。利用料金は毎分20円。支払いはクレジットカードで行う。

横浜超小型電気自動車

走り出した超小型電気自動車
(横浜市で)

出発式では林市長が、乗合馬車と鉄道の発祥の地が横浜であることを紹介しながら、市民や観光の足として新しいモビリティの利用が拡大することに期待を示した。

「可愛らしいモビリティたちが横浜のまちを走り始めます。これは環境未来都市を目指す横浜の未来の姿です。暮らしを便利にし、新たな需要を創造する大きな可能性があります。観光客にも楽しく横浜をめぐってもらいましょう」

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