観光の"足が変わる"(3) 坂井、伊勢ではレンタカー事業
超小型モビリティ導入促進事業は、超小型モビリティの普及に関して地方自治体が主導する事業については車両導入の2分の1を補助するほか、一部規制を緩和し公道での走行を認める。対象事業を公募し、これまでに30事業の支援を決めている。
観光協会が導入
観光関連では横浜市のほか、沖縄ロングステイ協議会、超小型モビリティ等観光活用推進協議会(福岡県糸島市)、電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会、坂井市三国超小型モビリティ推進協議会などの事業を支援する。
事業の規模は利用車両数が1台から100台を超えるものまで様々。福井県坂井市では市のほかに事業母体に坂井市三国観光協会などが加わる。トヨタの超小型EV「コムス」(1人乗り)4台を導入し11月からのレンタカー事業開始を予定している。
同観光協会ではこれまでレンタルサイクル事業を行っており、移動距離の拡大に期待している。コムスは約6時間のフル充電で走行距離は約50キロ。
また、伊勢市では伊勢市、宿泊施設組合、地域事業者、観光協会、旅行会社など32団体が事業母体を構成する。こちらもコムス4台を導入し、レンタカー事業を始めることにしている。