拍手"決済"―全旅ペイメントがスタート(3) 商売の幅拡大へ
全旅ペイメントの仕組みはこうだ。顧客から旅行を受注し、管理画面に顧客情報を入力する。すると顧客には自動的にメールが送信され、商談時に決まった支払い方法(クレジット決済、コンビニ決済、ペイジー決済)で顧客が入金。決済が完了するというもの。クレジットはVisaとMastar Card、コンビニはローソンやファミリーマートなどで取り扱う。
「需要が増えるチャンス」
これまでカード手数料の高さやシステムの導入費用が障壁になって、クレジットカード決済を導入することができないANTA会員も少なくなかったという。実際、大阪市内のANTA会員は「チケット類のRは低率で、カード決済を断ることもあった。1.3%なら需要が増えるチャンス」と期待する。
池田社長は、全旅ペイメントによって「我々の商売にとっての機会損失が解消されることにつながります。地旅サイトに決済機能をつけることも考えています。ANTA会員の商売の幅が広がるものとして、ぜひ導入していただきたい」としている。